研究室紹介

教員プロフィール


筑波大学 体育系 助教
辻󠄀 大士(つじ たいし)

学位:2014年3月 博士(体育科学)(筑波大学)

略歴:

2005年3月 千葉県立千葉高等学校 卒業
2009年3月 筑波大学体育専門学群 卒業
2011年3月 筑波大学大学院博士前期課程人間総合科学研究科体育学専攻 修了
2014年3月 筑波大学大学院博士後期課程人間総合科学研究科体育科学専攻 修了
2014年4月 ユヴァスキュラ大学(フィンランド)ジェロントロジーリサーチセンター 訪問ポスドクフェロー(日本学術振興会特別研究員PD)
2015年4月 千葉大学予防医学センター 特任助教
2020年3月 筑波大学体育系 助教(現在に至る)

主な社会活動:

日本体育・スポーツ・健康学会 理事/若手研究者委員長
日本介護予防・健康づくり学会 理事
文理シナジー学会 理事
日本公衆衛生学会 評議員/査読委員/将来構想検討委員
日本健康支援学会 評議員/編集委員
日本運動疫学会 編集委員/学術委員
日本体力医学会 評議員
ふなばし市民大学校 カリキュラム編成会議委員

研究テーマ

私たちが暮らす地域の環境や社会の仕組みが健康・Well-beingにどう影響するのかを研究しています。

特に、身体活動、運動、スポーツの新たな価値を創造し、それを実社会で活用するための方略を立て、その効果を評価することに取り組んでいます。

これまでに取り組んできた・取り組んでいる研究の一部を紹介します。

①運動・スポーツが盛んな地域に暮らしている“だけ”で健康長寿!?

②スポーツを“みる”ことでも元気に!?

③地域の“通いの場”の推進で、地域まるごと元気に!?

研究室メンバー

DC2

小倉由香里

DC1

笠原あずみ、村永香織、渡辺啓太

MC2

石井則子、中澤智恵、奈良綾乃

MC1

三藤雄介(ほか、2025年度入学生)

大学院生の募集

本研究室では、3つの学位プログラムで学生募集を行っています。

スポーツウエルネス学学位プログラム(博士前期課程)※東京キャンパス

主に平日夜間と土曜日に授業が開講される、社会人向けの大学院です。その中の、「スポーツヘルスプロモーション分野」を担当しています。これまでに、保健師、看護師、理学療法士、作業療法士、MR(医薬情報担当者)、教員・教育委員会、健康関連企業など、健康やスポーツ・体育に関するあらゆる分野で活躍している社会人の方が在籍しています。日ごろの業務の中で抱えている課題の解決や、今後の新たな事業開拓、キャリアアップを見据えた研究指導・支援を行っています。

スポーツウエルネス学学位プログラム(博士後期課程)※東京キャンパス

スポーツや健康、Well-beingに関する実務経験を有する社会人を対象とした博士後期課程です。社会課題の解決に向けて、対策や戦略を企画・立案・分析する能力、必要な資源を揃えてシステム化する能力、そのシステムを適切にマネジメントする能力、合理的なプログラムを開発する能力等を有する、実践的な高度専門職業人を養成することをめざします。学術的な視座や手法を伴いながら「課題解決型プロジェクトワーク」に取り組みつつ、一連の博士論文としてまとめていきます。

パブリックヘルス学位プログラム(3年制博士課程)※筑波キャンパス

超少子高齢社会や地球規模で直面する多様な健康問題の解決にむけて、公衆衛生学の専門知識および関連領域の学際横断的知識と研究能力を備えた高度な公衆衛生学専門家の養成を目指します。公衆衛生や健康増進をテーマとした質の高い研究の遂行と、その成果に基づいた学会発表や投稿論文の執筆を積極的に支援・指導します。上記の「スポーツウエルネス学学位プログラム(博士前期課程)」で修士号を取得した方が、研究をさらに発展・深化させたいという意欲を持ってこちらの学位プログラムに進学される方もいます。

修了生の研究テーマ

2024年度修了生

  • 高齢者における退職前後の趣味活動の参加状況および開始時期と要支援・要介護認定の関連(修士論文)
  • 表情による口腔機能の評価と、ブクブクうがいによる口腔機能改善プログラム開発(修士論文)

2023年度修了生

  • 高齢者の痛みと健康関連QoLおよび要支援・要介護リスクの関連と、その緩衝要因の検証(修士論文)
  • 産業看護職のメンタルヘルス支援上の困難-レジリエンスと支援者支援の観点から-(修士論文)
  • COVID-19流行前後の就労者の心理的安全性とその関連要因の検証(修士論文)
  • 健康サポート薬局の利用と服薬に関するヘルスリテラシーと服薬アドヒアランスとの関連(修士論文)
  • 学校レベルのソーシャル・キャピタルと教員のメンタルヘルスの関係(修士論文、学位プログラムリーダー賞受賞)

2022年度修了生

  • 若年女性のプロ野球観戦と身体活動、運動行動変容ステージ、主観的幸福感との関係−スポーツ観戦関与に着目して−(修士論文)
  • 新型コロナウイルス感染症拡大に伴うスポーツイベント中断による、観戦者のストレス関連要因の反応と緩衝要因の解明(修士論文)
  • 子どもの頃の家庭内の逆境体験と青年期の幸福感、主観的健康感、抑うつとの関連(修士論文)
  • 大学が開講する生涯学習事業の受講生における「生涯現役度」の評価と関連要因の検証(修士論文)